多汗症の治療法(神経ブロック療法)

多汗症に施行する神経ブロックは主に3つあります。

  1. 星状神経節ブロック
    手掌多汗症や顔面多汗症、頭部多汗症などに対して行うことがあります。
    首に針を刺す方法です。注射の後30分ほど処置室で安静に寝てもらいます。左右交互に行うことが多いです。頻度は1~2週間に1回が最も多いです。外来での施行ができます。

  2. 腰部交感神経節ブロック
    足底多汗症に対して行うことがあります。アルコールを用いたブロックですので、長期間効果がみられることが多いです。左右両側だと2~3泊の入院が必要になります。

  3. 胸部交感神経節ブロック
    手掌多汗症などにして以前は行われていました。最近は内視鏡手術に変わってきています。