群発頭痛について
『群発頭痛』には、以下のような特徴があります。
- 背の高い男性に多い(女性の4~7倍)
- 20歳~40歳頃
- 群発期には毎日1~2回、間欠期には頭痛発作が全くない
- 群発期と間欠期には一定の周期がある
- 毎日同じ時間に発作が起きる(明け方に多い)
- 発作的に起こり、45分~2時間持続
- 必ず片側に出現する眼のあたりの痛み
- 耐えられない痛みで、じっとしていることができず歩き回る
- 発作側の結膜充血・流涙・鼻閉・鼻汁を伴う
- 緊張から解放されたとき、飲酒などで誘発されやすい
- 飲酒や喫煙を好む人に多い
- 嘔吐や前兆はみられないことが多い
群発頭痛の治療法
- イミグランの自己注射
群発頭痛の診断がついたら、通常はイミグランの自己注射を行います。
自己注射すると5分~10分で痛みが軽快します。 - イミグランの点鼻
症状が軽いときはイミグランの点鼻を行うこともあります。
トリプタンの内服はあまり効果がみられません。 - 内服療法
ワソランやステロイドの内服を行うこともあります。
発作を弱くする働きがあります。