片頭痛の治療法
片頭痛の治療は、まず『片頭痛かどうかをしっかり診断する』ことが大切です.よく『片頭痛持ち』という方がいらっしゃいますが、実際に片頭痛の方は少ないようです.片頭痛でなければ片頭痛の治療薬は効きません.まず専門医による診断を受けることが治療の第一歩となります.
片頭痛の治療には痛いときに飲む(頓服)と常時飲んでおいて発作を抑える薬(予防薬)があります
1.頓服薬
片頭痛の発作の際は市販の頭痛薬はあまり効きません.
トリプタンという種類の頓服薬が効果があります.
(イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト、アマージの5種類があります)
トリプタンは医師の処方が必要ですので、医療機関を受診してください.
2.予防薬
片頭痛を起こしにくくする薬剤ですが、通常効果が出るまでは1~2ヶ月間かかります.
効果が出ると、ひどい発作は起きにくくなります.
3.注射薬
トリプタンの内服薬が効かないときには,注射薬があります.
注射薬には,病院などで注射してもらうものと,自分で注射する(自己注射)のものがあります