足底多汗症の診断と治療法
足底多汗症の症状は足の裏に異常に汗をかくことです.手のひらの汗も同時にかくこともあります.靴下などがびしょびしょになることもあります.通常足の裏の汗は足底の刺激によって出やすくなります.そのため健康サンダルのようないぼいぼのついた履き物の場合は汗が出やすくなります.足底に刺激の少ない履き物をおすすめします.
足底多汗症の治療は,通常の多汗症の治療とほぼ同様ですが,手掌多汗症が伴っているかどうかで治療法が異なります.詳しい治療法については,それぞれの項目を参照してください.
足底多汗症のみの場合
- 内服薬(飲み薬):最も手軽な方法です
- 外用薬(つけ薬):塩化アルミニウムローションが効果があります
- 自律訓練法:臨床心理士が指導します.副作用がないのが特徴です
- 神経ブロック療法:腰部交感神経節ブロックが有効なことがあります
足底多汗症+赤面症の場合
- 内服薬(飲み薬):最も手軽な方法です
- 外用薬(つけ薬):塩化アルミニウムローションが効果があります
- 自律訓練法:臨床心理士が指導します.副作用がないのが特徴です
- 手術療法:手掌多汗症には有効です.足底の汗はあまり変わらないことが多いようです.