多汗症とは


多汗症とは,通常よりも多い汗をかく病気の総称です.多汗症には原発性(原因が不明)多汗症と二次性(他の病気によっておきている)多汗症があります.二次性多汗症の代表が「甲状腺機能亢進症」です.これは,全身の汗が増える以外に,動悸や体重減少などが起きることが多いです.また,局所的に汗が増える(たとえば,右上半身だけが汗を異様にかくとか,あごあたりが食事の時に汗をかくなど)場合は,汗に関与する神経(交感神経)が何らかの圧迫などによって刺激されていることもあり,詳しい検査が必要となることもあります.